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あることがら(事象)Aが起こる割合のことを、Aの確率という。科学としての確率論は、ギャンブルが盛んだった17世紀のフランスで、「勝負を途中でやめたときの賭け金の配分」について、B.パスカルとP.フェルマーが往復書簡でこれを論じたことに始まる。彼らは計算の基本となる事象、すなわち根元事象が有限の場合を論じた。しかし、待ち時間などの根元事象が連続量のときは、その量を測る積分が重要である。これがあいまいだったので、さまざまな矛盾が露呈した。
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