元来宮廷や貴族の館の一室で限られた聴き手のために演奏された音楽を意味し、今日では各パートが一人ずつで演奏される器楽の合奏形態を指す。楽器の数によって二重奏から九重奏まであり、楽器の種類によって独奏楽器とピアノの二重奏ソナタ（例えばバイオリン・ソナタ）、弦楽器とピアノのピアノ三重奏やピアノ四重奏、管楽器と弦楽器のフルート四重奏やクラリネット五重奏や管楽器のみの木管五重奏、弦楽器のみによる弦楽四重奏などがある。