プロボクシングの世界王座認定団体の一つで、1988年にWBA(世界ボクシング協会)から独立した。ミニマム級からヘビー級まで全17階級の世界王者を認定。当初はマイナー世界タイトルだったが、90年代にスーパースターのオスカー・デ・ラ・ホーヤがWBO世界王者として活躍し、認知度がアップ。その後も人気と実力を兼ね備えた選手たちがWBO王座を持ったことで、現在ではWBA、WBC(世界ボクシング評議会)、IBF(国際ボクシング連盟)と共に世界4大タイトルの一つに数えられるまでになった。日本ボクシングコミッション(JBC)は世界王座の乱立は好ましくないとし、WBOを承認していなかったが、日本プロボクシング協会(JPBA)が2012年12月の理事会において、WBOとIBFへの加盟をJBCに正式要請。それを受けてJBCは加盟することを決定し、13年4月に加盟した。日本人初のJBC公認WBO王者は、同年8月にフィリピンでバンタム級王者となった亀田和毅。