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辛い蓼の葉を好んで食う虫がいるように、人の好みもさまざまであって、一概に決めるわけにはゆかないことをいう。多くの人の悪趣味を評する句である。
〔類〕蓼食う虫苦きを知らず/蓼の虫葵(あおい)に移らず/面々の楊貴妃(ようきひ)/破鍋(われなべ)に閉(と)じ蓋(ぶた) 〔出〕狂言(きょうげん)・縄綯(なわない) 〔会〕「洋子さんね、有名な絵かきさんに見そめられたんですって」「ええっ。言っちゃ悪いけど、蓼(たで)食う虫も好き好きね。で、どんな絵かきさんなの」「なんでも抽象画の巨匠だとか」
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