海水の温暖化によってサンゴ礁が白くなる現象。サンゴ礁はサンゴ虫に栄養を与える植物性プランクトン「褐虫藻」によって鮮やかな色を呈する。ところが、海水の温度が平年より1℃高くなるだけで、その褐虫藻がサンゴから脱落し、サンゴは真っ白になって死んでしまう。20年前の79年に初めて発見された現象だが、近年、事態は悪化の一途をたどっている。