基礎所得。性別や年齢、仕事をしているかいないか、どれぐらいの資産があるか、といったこととはかかわりなく、個人に対して、必要最低限の所得を税金から支給する仕組み。近年、格差や貧困が広がるなか、この考え方が注目を集めている。実現するにはさまざまな課題が山積しているが、格差や貧困の問題が深刻化している現在、その理念を生かして問題を捉えなおそうという動きが出始めている。