従来の技術を用いて経済的に採取可能な石油、天然ガスを「在来型」と呼ぶのに対し、それ以外のものを「非在来型石油」、「非在来型天然ガス」と呼ぶ。非在来型石油の代表的なものとして、オイルサンド、オリノコタール、オイルシェール、タイトオイル(シェールオイル)などが挙げられ、非在来型天然ガスには、コールベッドメタン(炭層ガス)、タイトサンドガス、シェールガス、メタンハイドレート、深層天然ガスなどが挙げられる。従来の技術では採取・回収が困難である一方、在来型エネルギーよりも資源量が豊富と言われている。近年、採掘技術の進歩により、これらの非在来型エネルギーも経済的に採取可能となってきており、オイルサンド、タイトサンドガス、炭層ガス、シェールガス、シェールオイルは、アメリカやカナダなどにおいてすでに商業生産も行われている。