1986年の国会法の改正で、参議院(参院)独自の機関として調査会が設けられた。任期6年で解散がないという参院の特徴を生かして、国政の基本的事項に関し、長期的かつ総合的な調査を行うのが主眼。参院通常選挙後の国会ごとに本会議の議決により設置され、その時々の国政のテーマに即して3調査会を設置することを基本としている。現在は2013年8月から国の統治機構に関する調査会、国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会の2調査会に加えて、15年1月から国際経済・外交に関する調査会が置かれている。法案その他の議案の審査を行わない点で委員会と異なるが、その運営は委員会に準じて行われている。