会議(国会用語で本会議のこと)を開くことを開議という。議長が「これよりカイギを開きます」と宣告するときのカイギは、会議のことだが、会議録には「〇時○分開議」と記録される。その日の議事日程に記載された案件の議事がすべて終了して会議を終えるのを散会といい、議長は「本日はこれにて散会します」と宣告する。散会が宣告されたら、もうその日に会議はない。したがって議事日程が残っているとき、または緊急上程などにより案件の追加が予定されるなどのときは、議長は「暫時休憩します」とか「○時まで休憩します」などとして休憩を宣告する。延会は、議事日程の議事がすべて終わらないでその日の会議を終えることで、残された議事日程は次会の議事日程の首位に記載されるのが例である。規則では、衆議院議長は午後6時を過ぎたときは議院に諮ることなく延会を宣告でき、参議院議長は必用と認めたときは議院に諮り、午後4時を過ぎたときは諮らないで延会を宣告することができるとされているが、衆参とも実際の運営は議院運営委員会または議院運営委員の中から各会派が選任する議場内交渉係の交渉によっており、実際上議長が独断でこれらの権限を行使することはない。