1995年の阪神・淡路大震災やオウム・地下鉄サリン事件などに際して、首相官邸に情報が集まらなかったという反省から、地震や台風などの有事に際し、緊急情報を収集するために、96年5月に設置され、現在は官邸地下1階に置かれている。内閣情報集約センターが正式の名称で、警察庁、消防庁、海上保安庁、防衛省、気象庁などとの直通ファクスとつながっている。1班が4人編成で、5班が24時間態勢で勤務している。ちなみに、首相や閣僚の緊急時の行動は2003年11月に作成された「政府の初動対処体制について」(閣議決定)、「閣僚の参集等の対応について」(閣議了解)、そして、「初動対処体制実施細目」(官房長官決定)の三つのマニュアルに従うことになっている。