ベル状態(Bell state)、すなわち二つの量子ビットが最大にエンタングルした(量子力学的に相関した)状態は四つあるが、これを峻別するような量子測定(→「エンタングルメント」)。量子ビットの量子テレポーテーションや、エンタングルメントの量子テレポーテーションであるエンタングルメントスワッピング(entanglement swapping)においては欠かせない要素技術である。量子ビットが光子であれば、二光子干渉を利用してベル測定ができる。そうでない場合は、現時点ではまだ開発途上であり、簡単ではない。