王立英国建築家協会の主催する受賞制度。1848年に創設され、プリツカー賞と並ぶ世界的な建築の賞として知られる。2006年、伊東豊雄(1941~)が受賞した。日本人としては1965年の丹下健三(1913~2005)、86年の磯崎新(いそざきあらた 1931~)、97年の安藤忠雄(1941~)に続き、4人目となる。伊東は、柱の代わりにチューブが貫くせんだいメディアテーク(2001年)以降、サーペンタイン・ギャラリー(02年)やトッズ表参道ビル(04年)など、装飾と構造の境界を揺るがす画期的な作品を次々と発表しており、絶好の受賞のタイミングといえる。