レニ・リーフェンシュタール。Leni Riefenstahl。本名、Berta Helene Amalie Riefenstahl。映画監督、写真家、作家、元女優。
9月8日、ベルリン五輪の記録映画で知られるドイツの映画監督、レ二・リーフェンシュタールさんが死去。101歳。
1902年、ドイツ・ベルリン生まれ。美術学校で絵画、国立舞踊学校でバレエを学び、ダンサーとなるがひざのけがが元で24年映画女優に転身。32年初監督作品「青の光」がベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞。36年のベルリン五輪の記録映画「オリンピア」もベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した。ナチス党大会を記録したプロパガンダ映画を撮影したことから、戦後はナチス協力者として4年間の収容所生活を送った。54年、44年にクランクアップした映画「低地」を発表。また、スチールカメラマンとして、アフリカのヌバ族を撮った写真集「最後のヌバ」「カウ・ヌバ」などを出版。71歳から始めたダイビングで、水中写真集「珊瑚の庭」も出版。そのほかに自叙伝「回想」などがある。2002年、100歳を機に48年ぶりの新作映画「ワンダー・アンダー・ウォーター原色の海」を発表。03年8月、日本でも公開が始まったばかりだった。