鉄のようにかたい心と、石のような腸という意味から、なにごとにも動じない強固な意志や、いかなることにも動かされない堅固な精神をいう。「腸」は、はらわたで、精神や心の意味を表す。
『蘇軾（そしょく）―与李公択書』に、「然僕本以_二鉄心石腸_一待公、何乃爾耶」とある。

〔例〕「洋一くんは見掛けはチャラチャラしているようだが、けっこう鉄心石腸だ。人は見掛けによらないものだね」などと使う。
〔類〕鉄石心腸（てっせきしんちょう）／鉄肝石腸（てっかんせきちょう）