参観は国会議事堂の見学、傍聴は本会議審議や委員会審査の様子を本会議場や委員室の傍聴人席で見ることをいい、両者は手続きが異なる。参観は、衆議院(衆院)では平日は午前8時から午後5時(受け付けは午後4時)まで随時参観可能で、土曜、日曜、休日は9時30分、10時30分、11時30分、13時、14時、15時の6回のみ参観できる。参議院(参院)では、平日の午前9時から始まり午後4時まで1時間刻みの計8回のみ参観でき、日曜は国会閉会中の第1、第3日曜(国会召集日前1週間は不可)に、参院議員の紹介がある場合に限り参観できる。衆院、参院とも、10人以上の団体の場合には、事前予約を要する。衆院は、2001年のアメリカの同時多発テロ事件以後、衆院議員の紹介のある場合に限っていたが、09年から一般申し込みの参観も再開した。両院とも衛視が案内するが、衆院は希望者が多数の場合は順路の標識に従って自分で見て回ることになる。詳細はそれぞれの警務部参観係に問い合わせる。一方、傍聴は、衆院・参院とも本会議については、一般用の傍聴券(当日議員面会所にて先着順で交付)またはその院の議員による議員紹介券を入手して行うが、議員紹介券による方が確実である。委員会の傍聴は、その院の議員を通して申し込み、委員長の許可を得て行う。