アメリカのアップル（当時は「アップルコンピュータ」）が開発し、1984年に発表した独自設計のパソコンで、通称マック（Mac）。直感的な操作の使い勝手のよさと、先進性、マルチメディアタイトル、デザイン、出版関連のソフトウエアの豊富さにより、独自仕様のパソコンとしては、一時期はある程度シェアを獲得。94年からプロセッサーに、IBMやモトローラと共同開発したPowerPCを採用したマッキントッシュ（Power Macintosh）に切り替わった。さらに98年8月にコンシューマー向けとしてiMacを出荷して、ブームを巻き起こした。初代iMacは、センセーショナルに登場、シェア奪回に貢献した。2006年にintelMacに切り替わって、ラインアップが変更されつつある。
同社はパソコン本体とオペレーティングシステム（OS）のMac OSを提供。01年3月にMac OS Xを出荷し、03年にはv10.3（Panther パンサー）、05年4月にv10.4（Tiger タイガー）、07年秋にはv10.5（Leopard レパード）、09年にはv10.6（Snow Leopard スノーレパード）を各リリースしている。そして最新バージョンとして、v 10.7（Mac OS X Lion　ライオン）のリリースを11年夏に予定している。

図「ＯＳ開発の主な流れ」