地域航空輸送用に使用する、50～100席程度の小型ジェット旅客機のこと。ジェット機はターボプロップ機よりも運航経費が高く、また路線距離が短いと高速性の利点が発揮できないが、快適性に優れることから地域旅客機としても旅客の支持を得て市場シェアを拡大してきている。
すでにカナダのボンバルディアがCRJファミリーを、ブラジルのエンブラエルがERJとEジェットおよびE2ジェットと呼ぶシリーズを販売している。新世代の地域ジェット旅客機としては、三菱航空機のMRJが開発されているほか、ロシアのスホーイがスホーイ・スーパージェット（SSJ）、中国商用飛機有限公司（COMAC）がARJ21をそれぞれ開発している。ボンバルディアは、Cシリーズと呼ぶ100席以上のクラスの機体の開発も進めている。