時事用語事典
銀河内の泡構造のこと。比較的狭い領域における爆発的星形成の結果、数多くの超新星爆発が同時期に起こり、個々の超新星のまわりに広がるガスが互いに合体し、巨大な泡構造となって膨張する。膨張シェルとかスーパーバブル（superbubble）ともいわれ、1970年代後半に発見された。オリオン・エリダヌス領域、はくちょうOB2領域、ガム星雲（とも座）領域等では膨張シェルによる星形成が起きている。太陽系そのものもシェルに包まれているという。大マゼラン銀河やアンドロメダ銀河でも多数のシェルが見つかっている。
