怒りは敵と思え(いかりはてきとおもえ)
怒りを遷さず(いかりをうつさず)
怒れる拳 笑顔に当たらず(いかれるこぶし えがおにあたらず)
怒れる者は内空し(いかれるものはうちむなし)
今鳴いた烏がもう笑う(いまないたからすがもうわらう)
憂いは心にあり(ういはこころにあり)
怨み骨髄に入る(うらみこつずいにいる)
頤を解く(おとがいをとく)
鬼の目にも涙(おにのめにもなみだ)
お臍が宿替えする(おへそがやどがえする)
思い内にあれば色外に現る(おもいうちにあればいろそとにあらわる)
可愛さ余って憎さが百倍(かわいさあまってにくさがひゃくばい)
堪忍袋の緒が切れる(かんにんぶくろのおがきれる)
歓楽極まりて哀情多し(かんらくきわまりてあいじょうおおし)
空谷の跫音(くうこくのきょうおん)
形影相弔う(けいえいあいとむらう)
逆鱗に触れる(げきりんにふれる)
室に怒り市に色す(しつにいかりいちにいろす)
生を視ること死の如し(せいをみることしのごとし)
切歯扼腕(せっしやくわん)
楽しみ極まれば必ず哀しみ生ず(たのしみきわまればかならずかなしみしょうず)
手の舞い足の踏む所を知らず(てのまいあしのふむところをしらず)
怒髪冠を衝く(どはつかんむりをつく)
仁王立ち(におうだち)
苦虫を噛み潰したような顔(にがむしをかみつぶしたようなかお)
腹の虫が治まらぬ(はらのむしがおさまらぬ)
人の苦楽は壁一重(ひとのくらくはかべひとえ)
人木石に非ず(ひとぼくせきにあらず)
瓢箪の川流れ(ひょうたんのかわながれ)
臍が茶を沸かす(へそがちゃをわかす)