親にも青春の未熟な時代があったのだが、自分の子供には正直に話そうとはしないから、子供は親の一方的な話だけを信じて育つほかないことをいう。

〔類〕姑（しゅうとめ）の十七見た者がない
〔会〕「へえ、あのまじめなお父さんが、若いころ競馬マニアだったなんて信じられないね」「親の十七子は知らぬ。だれだっていきなり今の年になったわけじゃないのよ」