本の内容などを紹介する「本の本」が売れている。ジャンルを限定したり、自分が読んで感銘を受けた本を著名人などが披露したもので、『このミステリーがすごい！』（宝島社、毎年末発行で95年は10万部）、『ぼくはこんな本を読んできた』（立花隆著、文芸春秋社、38万部）など。年間5万1000点以上が出版される書籍の中から「どれを読めば、もっとも効率よく望む情報が得られるか」を知りたい読者側の需要があるようだ。