女子マラソンの有森裕子選手が、96年のアトランタ五輪で銅メダルを獲得直後、インタビューで「初めて、自分で自分をほめたいと思います」と語った。有森選手は92年バルセロナ五輪の銀メダル以降、スランプや足の手術を経て、95年8月の北海道マラソンで劇的なカムバックを果たした。それだけに、今回の快挙は見る者にも晴れやかな感動を与えた。