イラク重視だったアメリカの対テロ戦略の転換を示す言葉で、アフガニスタン（Afganistan）とパキスタン（Pakistan）の国名の一部をつなげたもの。2009年3月にバラク・オバマ大統領が、両国を包括的に扱うとする戦略を発表したことから名付けられた。アフガニスタンとパキスタンの国境地帯が、国際テロ組織アルカイダの本拠地となっていることから、アフガニスタンの軍・警察の増強や、パキスタンへの経済支援などを通じて両国政府の安定を図ることが、テロ対策に有効との考えを示した。