アメリカ政府が貧困層に食料を支給するために発行する配給券のこと。1960年代に始まった制度で、従来は食料品と交換できる金券が配られていたが、2009年6月にEBT（Electronic Benefit Transfer）と呼ばれる磁気カードになった。受給者がこのカードで買い物をすると、政府が用意した口座から利用代金が引き落とされる。世界的な景気低迷の中で、09年2月にはオバマ政権が支給額を10％強引き上げることを決定。09年5月時点で受給者数は前年比21％増の3400万人に達している。