同時に使用される多物品に係る意匠群であって、システムデザインとして統一性を有する意匠のこと。多物品に係る意匠群は、通常の意匠の出願としては登録できないが、組物の意匠の要件を充足することを条件に、一意匠として出願し、意匠登録を受けることができるものとしている。組物の意匠制度を利用すれば、個別の物品に係る意匠自体をみると非類似の意匠だが、組み合わせた状態で全体として類似するイメージを物品の購入者等に与える巧みな模倣を防止することができる。