世界人口の伸長は、全般的に途上国の躍進が目覚ましい。国連の推計（2008年改訂）によれば、50年にはこれまで常に世界第1位であった中国がインドに抜かれる。また1950年にはビッグ10の中に先進国が6カ国も入っていたが、2009年にはアメリカ、ロシア、日本の3カ国だけになっている。50年には先進国はアメリカだけで、残りはすべて途上国である。日本は第17位に転落し、現在では日本と比べ人口がかなり小さいフィリピン、ベトナムの後塵を拝する結果になると予測されている。