人間の体の一部を機械で代替する（コンタクトレンズ、義歯、義手、義足、人工臓器など）技術がさらに進歩すると、ロボットと人間の境界があいまいになってくる（人間のサイボーグ化である）。脳についても、機械による代替の研究が進められている（たとえば外部記憶装置を脳に接続することで記憶容量を増やして忘却を防止する）。そうなったときの倫理的な問題（人間はどこまで人間か）を、いまから議論しておく必要があろう。