SSEの先進地域だと言える欧州。だが、まだその認知度は低いと、当事者たちは感じている。だからこそ、国際機関も巻き込み、その推進に一致団結して取り組む。そこに欧州の、そして人と地球の未来がかかっているからだ。
【注】
ロサーノは、「(社会的経済は)基本的に意味することはSSEと同じ」だとしつつも、連帯という言葉にはより政治的な社会変革を目指す意思が含まれているため、SSEが環境・社会運動と深くつながっているラテンアメリカでは、むしろ「連帯経済」という表現が主流なのだと説明する。国際機関はSSEという表現を採用している。