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「国境なき医師団」看護師が出会った人々~Messages sans Frontieres ことばは国境を越えて

「国境なき医師団」(MSF)の看護師として、イラクやシリア、イエメンなどで医療支援を行ってきた「紛争地の看護師」、白川優子さん。戦禍や災害、貧困に押しつぶされる人たちと接し、胸をかきむしられるような思いをしたことは数知れず。それでも、弱い立場にあるはずの彼ら彼女らは、決してただ「かわいそう」なだけではありませんでした。それどころか、折に触れて見せてくれる「人間性の尊さ」に、何度も心を打たれてきたそうです。 理不尽を日常として生きる強靭さ、互いを支え合う労りの連鎖、幼い子たちのいとけなさ…患者さんや地域の人々と交流する中で、ふとした瞬間に白川さんが聴きとった「ことば」から、彼ら彼女らの等身大の姿を届けます。

白川優子 (しらかわ ゆうこ)

1973年、埼玉県出身。小学1年生で「国境なき医師団」にあこがれる。高校卒業後、坂戸鶴ヶ島医師会立看護専門学校を卒業して看護師となる。日本で外科・産婦人科を中心に看護師として計7年間勤務。2003年にオーストラリアに渡り、06年にオーストラリアン・カソリック大学看護学部を卒業。その後、現地の病院で手術室などを中心に4年にわたり勤務。2010年、37歳で念願の「国境なき医師団」に参加。外科チームの手術室看護師として、シリア、イエメン、南スーダン、パレスチナ(ガザ地区)、ネパールなど、紛争地や被災地を中心に活動。2018年7月時点で9カ国、17回の派遣経験を持つ。著書に『紛争地の看護師』(2018年、小学館)がある。

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