“ちょかり本”研究ノート
「ちょかる(ちょける)」。滋賀県の方言で、「調子に乗る」「イキる」に近いニュアンスを含む、「やや軽率で憎まれつつも世にはばかっている感じの人」を指す言葉です。“旬”であったり、“ブレイク”していたりする人やモノには、多かれ少なかれ“ちょかり”感はつきもの。もちろん書籍の世界にだって、ベストセラーやロングセラー、トガったワンテーマ本、超高価本など、いろんな意味で“ちょかった”本はあふれています。ルポライターの安田峰俊さんが、どうにも気になるそんな“ちょかり本”を紹介します!
安田峰俊 (やすだ みねとし)
紀実作家
1982年、滋賀県生まれ。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。朝日新聞論壇委員。『八九六四』(KADOKAWA)で2018年に第5回城山三郎賞、2019年に第50回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。他に『和僑』『境界の民』(KADOKAWA)、『さいはての中国』(小学館)、『性と欲望の中国』(文春新書)、『「低度」外国人材』 (角川書店)、『北関東「移民」アンダーグラウンド』(文藝春秋)、『戦狼中国の対日工作』(文春新書)、『恐竜大陸 中国』(角川新書)など著書多数。
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