湯上がりには伯父坊主が惚れる(ゆあがりにはおじぼうずがほれる)
雄鶏自らその尾を断つ(ゆうけいみずからそのおをたつ)
有終の美(ゆうしゅうのび)
勇将の下に弱卒なし(ゆうしょうのもとにじゃくそつなし)
夕立は馬の背を分ける(ゆうだちはうまのせをわける)
有智無智三十里(ゆうちむちさんじゅうり)
雄弁は銀 沈黙は金(ゆうべんはぎん ちんもくはきん)
幽明境を異にす(ゆうめいさかいをことにす)
夕焼けに鎌を研げ(ゆうやけにかまをとげ)
幽霊の浜風(ゆうれいのはまかぜ)
行き掛けの駄賃(ゆきがけのだちん)
雪と墨(ゆきとすみ)
雪の明日は裸虫の洗濯(ゆきのあしたははだかむしのせんたく)
雪は豊年の瑞(ゆきはほうねんのしるし)
雪を担うて井を埋む(ゆきをにのうていをうずむ)
行くに径に由らず(ゆくにこみちによらず)
行く水に数書く(ゆくみずにかずかく)
往く者は追わず 来る者は拒まず(ゆくものはおわず くるものはこばまず)
逝く者は斯の如きかな昼夜を舎かず(ゆくものはかくのごときかなちゅうやをおかず)
柚が色づくと医者が青くなる(ゆずがいろづくといしゃがあおくなる)
油断大敵(ゆだんたいてき)
ゆっくり急げ(ゆっくりいそげ)
ゆっくり行く者が遠くまで行く(ゆっくりゆくものがとおくまでゆく)
湯の辞儀は水になる(ゆのじぎはみずになる)
指汚しとて切られもせず(ゆびきたなしとてきられもせず)
指を見て月を忘る(ゆびをみてつきをわする)
弓折れ矢尽く(ゆみおれやつく)
夢と鷹は合わせ柄(ゆめとたかはあわせがら)
夢は五臓の疲れ(ゆめはごぞうのつかれ)
夢は逆夢(ゆめはさかゆめ)