夜上がり天気雨近し(よあがりてんきあめちかし)
良い内から養生(よいうちからようじょう)
善い事は真似でもせよ(よいことはまねでもせよ)
酔い醒めの水は甘露の味(よいざめのみずはかんろのあじ)
宵っ張りの朝寝坊(よいっぱりのあさねぼう)
酔いどれ怪我せず(よいどれけがせず)
陽気発する処金石亦透る(ようきはっするところきんせきまたとおる)
楊枝で重箱の隅をほじくる(ようじでじゅうばこのすみをほじくる)
養子と小搗きは笑っても飛び出す(ようしとこづきはわらってもとびだす)
用捨身の害五分の損(ようしゃみのがいごぶのそん)
用心に怪我なし(ようじんにけがなし)
羊頭を懸けて狗肉を売る(ようとうをかけてくにくをうる)
漸く佳境に入る(ようやくかきょうにいる)
俑を作る(ようをつくる)
夜が明けたら巣を作ろう(よがあけたらすをつくろう)
良き夫は良き妻を作る(よきおっとはよきつまをつくる)
良き分別は老人に問え(よきふんべつはろうじんにとえ)
善く游ぐ者は溺る(よくおよぐものはおぼる)
欲と二人連れ(よくとふたりづれ)
欲に頂なし(よくにいただきなし)
欲に目見えず(よくにめみえず)
予言者郷里に容れられず(よげんしゃきょうりにいれられず)
横車を押す(よこぐるまをおす)
横の物を縦にもせぬ(よこのものをたてにもせぬ)
横槍を入れる(よこやりをいれる)
葦の髄から天井を覗く(よしのずいからてんじょうをのぞく)
良すぎて鳥が鳴く(よすぎてとりがなく)
酔って本性現す(よってほんしょうあらわす)
世の中は三日見ぬ間の桜かな(よのなかはみっかみぬまのさくらかな)
世は気の毒の入れ物(よはきのどくのいれもの)