桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す(とうりものいわざれどもしもおのずからけいをなす)
徳孤ならず(とくこならず)
徳を以て怨みに報ゆ(とくをもってうらみにむくゆ)
富は屋を潤し徳は身を潤す(とみはおくをうるおしとくはみをうるおす)
鳥は枝の深きに集まる(とりはえだのふかきにあつまる)
情けが仇(なさけがあだ)
情けに刃向かう刃なし(なさけにはむかうやいばなし)
情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)
名は実の賓(なはじつのひん)
軒を貸して母屋を取られる(のきをかしておもやをとられる)
喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる)
鳩に三枝の礼あり烏に反哺の孝あり(はとにさんしのれいありからすにはんぽのこうあり)
反哺の孝(はんぽのこう)
庇を貸して母屋を取られる(ひさしをかしておもやをとられる)
尾生の信(びせいのしん)
敝蹤を棄つるが如し(へいしょうをすつるがごとし)
棒の下に回る犬は打てぬ(ぼうのしたにまわるいぬはうてぬ)
仏の顔も三度(ほとけのかおもさんど)
仏の心凡夫知らず(ほとけのこころぼんぷしらず)
身を殺して仁を成す(みをころしてじんをなす)
刃に強き者は礼に優し(やいばにつよきものはれいにやさし)
野人礼に習わず(やじんれいにならわず)
病治りて医師忘る(やまいなおりていしわする)
山伏も門出(やまぶしもかどで)
礼儀はいつも厚くせよ(れいぎはいつもあつくせよ)
礼儀は下から慈悲は上から(れいぎはしたからじひはうえから)
礼儀は富足に生ず(れいぎはふそくにしょうず)
礼の用は和を貴しと為す(れいのようはわをとうとしとなす)
礼は敬の至れるなり(れいはけいのいたれるなり)
礼も過ぎれば無礼になる(れいもすぎればぶれいになる)