与えるは受けるより幸いなり(あたえるはうけるよりさいわいなり)
仇は恩で報ぜよ(あだはおんでほうぜよ)
暑さ忘れて陰忘る(あつさわすれてかげわする)
後足で砂をかける(あとあしですなをかける)
雨晴れて笠を忘る(あめはれてかさをわする)
犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ(いぬはみっかかえばさんねんおんをわすれぬ)
飢えては食を択ばず(うえてはしょくをえらばず)
魚を得て筌を忘る(うおをえてせんをわする)
怨みに報ゆるに徳を以てす(うらみにむくゆるにとくをもってす)
越鳥南枝に巣くう(えっちょうなんしにすくう)
親の恩は子で送る(おやのおんはこでおくる)
親の恩より義理の恩(おやのおんよりぎりのおん)
恩の腹は切らねど情けの腹は切る(おんのはらはきらねどなさけのはらはきる)
恩を仇で返す(おんをあだでかえす)
飼い犬に手を噛まれる(かいいぬにてをかまれる)
敬して遠ざける(けいしてとおざける)
下衆の逆恨み(げすのさかうらみ)
三尺下がって師の影を踏まず(さんじゃくさがってしのかげをふまず)
地蔵の顔も三度(じぞうのかおもさんど)
親しき中にも礼儀あり(したしきなかにもれいぎあり)
知って問うは礼なり(しってとうはれいなり)
尻食らえ観音(しりくらえかんのん)
仁者は敵なし(じんしゃはてきなし)
惻隠の心は仁の端なり(そくいんのこころはじんのたんなり)
大恩は報ぜず(たいおんはほうぜず)
大道廃れて仁義あり(たいどうすたれてじんぎあり)
忠臣は二君に事えず(ちゅうしんはにくんにつかえず)
杖の下に回る犬は打てぬ(つえのしたにまわるいぬはうてぬ)
天道人を殺さず(てんどうひとをころさず)
道理百遍 義理一遍(どうりひゃっぺん ぎりいっぺん)