今回の取材では、多くの現地大学生らの声を聞いた。ある大学生はこう言った。「僕らは光を奪われ、青春を奪われ、未来を奪われ、安全を奪われた。だが決して奪われていないものがある。それは、希望だ」。
別の大学生とのやりとりでハッとしたことがある。彼女らのアパートを訪れると、シンクに食後の食器が山積みに放置されていた。私は怠慢だった自分の学生時代を思い出し「早く洗わないとね」と言った。学生は一瞬の間を置き、答えた。
「水が出ないの」
ベネズエラの状況は悲劇的な大詰めを迎えている。多くの人びとが「変化」を待ち望んでいる。
南米の美しい国に平穏な暮らしが戻ることを願い、次の取材協力者らに特別の感謝の言葉を記したい。
Diana Carrero, Jhonny Farfan, Ixela Montilla, Elio González, Gabriela Sojo, Diego Sojo, Javier Sojo, Marcos Cardozo, Michelle Neto, Naoki Saito, Leonor Rodríguez Azócar, Angel Sanchez, Anderson Arrhedondök, Richard Sanchez, Chongju Park, Mohammed Rada Akil, Vincent Rosciano