新しい酒は新しい革袋に盛れ(あたらしいさけはあたらしいかわぶくろにもれ)
新しい畳でも叩けばごみが出る(あたらしいたたみでもたたけばごみがでる)
新しい草鞋を鍋取りに使う(あたらしいわらじをなべとりにつかう)
中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
当たらぬ蜂には刺されない(あたらぬはちにはさされない)
当たるも八卦 当たらぬも八卦(あたるもはっけ あたらぬもはっけ)
彼方立てれば此方が立たぬ(あちらたてればこちらがたたぬ)
悪貨は良貨を駆逐する(あっかはりょうかをくちくする)
暑さ寒さも彼岸まで(あつささむさもひがんまで)
暑さ忘れて陰忘る(あつさわすれてかげわする)
あったら口に風邪ひかす(あったらくちにかぜひかす)
羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)
当て事は向こうから外れる(あてごとはむこうからはずれる)
後足で砂をかける(あとあしですなをかける)
後追う子に引かれる(あとおうこにひかれる)
後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
後の雁が先になる(あとのかりがさきになる)
後の喧嘩先でする(あとのけんかさきでする)
後の喧嘩はゆっくりとせよ(あとのけんかはゆっくりとせよ)
後の祭り(あとのまつり)
後は野となれ山となれ(あとはのとなれやまとなれ)
後百より今五十(あとひゃくよりいまごじゅう)
穴があれば入りたい(あながあればはいりたい)
穴の貉を値段する(あなのむじなをねだんする)
姉女房は子ほど可愛がる(あねにょうぼうはこほどかわいがる)
姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)
あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
あの世の千日この世の一日(あのよのせんにちこのよのいちにち)
痘痕も靨(あばたもえくぼ)
危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)