危ない橋を渡る(あぶないはしをわたる)
虻蜂取らず(あぶはちとらず)
油壺から出たよう(あぶらつぼからでたよう)
脂に画き氷に鏤む(あぶらにえがきこおりにちりばむ)
油に水(あぶらにみず)
油を売る(あぶらをうる)
甘い物に蟻が付く(あまいものにありがつく)
尼御前の紅(あまごぜのべに)
雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
あまり円きは転び易し(あまりまろきはまろびやすし)
余り物に福がある(あまりものにふくがある)
阿弥陀の光も銭次第(あみだのひかりもぜにしだい)
網呑舟の魚を漏らす(あみどんしゅうのうおをもらす)
網なくて淵を覗くな(あみなくてふちをのぞくな)
雨塊を破らず(あめつちくれをやぶらず)
雨に沐い風に櫛る(あめにかみあらいかぜにくしけずる)
雨の降る日は天気が悪い(あめのふるひはてんきがわるい)
雨晴れて笠を忘る(あめはれてかさをわする)
雨降って地固まる(あめふってじかたまる)
危うきこと累卵の如し(あやうきことるいらんのごとし)
過ちては改むるに憚ること勿れ(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)
過ちは好む所にあり(あやまちはこのむところにあり)
過ちを改めざる是を過ちと謂う(あやまちをあらためざるこれをあやまちという)
過ちを文る(あやまちをかざる)
荒馬の轡は前から(あらうまのくつわはまえから)
嵐の前の静けさ(あらしのまえのしずけさ)
争い果てての棒千切り(あらそいはててのぼうちぎり)
新たに沐する者は必ず冠を弾く(あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく)
蟻集まって木を揺るがす(ありあつまってきをゆるがす)
蟻が塔を組む(ありがとうをくむ)