薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
朝焼けは雨 夕焼けは日和(あさやけはあめ ゆうやけはひより)
朝に紅顔ありて夕べに白骨となる(あしたにこうがんありてゆうべにはっこつとなる)
朝に夕べを謀らず(あしたにゆうべをはからず)
明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
足駄を履く(あしだをはく)
味ない物の煮え太り(あじないもののにえぶとり)
足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
網代の魚(あじろのうお)
足を知らずして靴を為る(あしをしらずしてくつをつくる)
明日ありと思う心の仇桜(あすありとおもうこころのあだざくら)
明日知らぬ身(あすしらぬみ)
明日の事は明日案じよ(あすのことはあすあんじよ)
明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
明日の百より今日の五十(あすのひゃくよりきょうのごじゅう)
東男に京女(あずまおとこにきょうおんな)
与えるは受けるより幸いなり(あたえるはうけるよりさいわいなり)
仇野の露 鳥辺野の煙(あだしののつゆ とりべののけむり)
当たって砕けよ(あたってくだけよ)
仇は恩で報ぜよ(あだはおんでほうぜよ)
徒花に実は生らぬ(あだばなにみはならぬ)
頭動けば尾も動く(あたまうごけばおもうごく)
頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる)
頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず)
頭剃るより心を剃れ(あたまそるよりこころをそれ)
頭でっかち尻つぼみ(あたまでっかちしりつぼみ)
頭の上の蠅を追え(あたまのうえのはえをおえ)
頭の黒い鼠(あたまのくろいねずみ)
頭禿げても浮気は止まぬ(あたまはげてもうわきはやまぬ)