晏子の御(あんしのぎょ)
威あって猛からず(いあってたけからず)
居候の三杯目(いそうろうのさんばいめ)
鼬の無き間の貂誇り(いたちのなきまのてんほこり)
上見ぬ鷲(うえみぬわし)
煽てと畚には乗り易い(おだてともっこにはのりやすい)
鬼の首を取ったよう(おにのくびをとったよう)
お山の大将 俺一人(おやまのたいしょう おれひとり)
傍らに人無きが若し(かたわらにひとなきがごとし)
勝った自慢は負けての後悔(かったじまんはまけてのこうかい)
上に交わりて諂わず 下に交わりて驕らず(かみにまじわりてへつらわず しもにまじわりておごらず)
眼中人なし(がんちゅうひとなし)
木で鼻をくくる(きではなをくくる)
愚を守る(ぐをまもる)
賢は愚にかえる(けんはぐにかえる)
高慢は出世の行き止まり(こうまんはしゅっせのゆきどまり)
細工は流々仕上げを御覧じろ(さいくはりゅうりゅうしあげをごろうじろ)
猿の尻笑い(さるのしりわらい)
自画自賛(じがじさん)
自慢は知恵の行き止まり(じまんはちえのゆきどまり)
下いびりの上諂い(しもいびりのかみへつらい)
唾も引っ掛けない(つばもひっかけない)
取らずの大関(とらずのおおぜき)
鳥なき里の蝙蝠(とりなきさとのこうもり)
夏の虫氷を笑う(なつのむしこおりをわらう)
七重の膝を八重に折る(ななえのひざをやえにおる)
抜かぬ太刀の高名(ぬかぬたちのこうみょう)
卑下も自慢の内(ひげもじまんのうち)
顰に倣う(ひそみにならう)
独り自慢の誉め手なし(ひとりじまんのほめてなし)