2012年6月26日の消費税増税法案採決で反対票を投じた小沢一郎らが民主党を離党し、7月11日、新党「国民の生活が第一」(代表小沢一郎)を旗揚げした。地域政党として出発した大阪維新の会は国政進出を目指し、民主党などから離党した国会議員も含めて9月28日、「日本維新の会」(代表橋下徹)を発足させた。石原慎太郎東京都知事は10月25日、突然記者会見し、都知事を辞任し、新党を旗揚げすることを表明。「たちあがれ日本」を発展的に解消して「太陽の党」(代表石原慎太郎)をスタートさせた。石原は第三極の結集を呼びかけたが、大きな結集はできず、11月17日に太陽の党が日本維新の会に合流することで終わった。一方、日本維新の会との合流が破談となった減税日本は同月22日、亀井静香や山田正彦が立ち上げた「反TPP・脱原発・消費税増税凍結を実現する党」と合流して新党「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」(略称・脱原発、共同代表山田正彦・河村たかし)を結成することで合意した。総選挙公示直前の同月27日には、嘉田由紀子滋賀県知事が主唱して「日本未来の党」を立ち上げ、「国民の生活が第一」、「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」、および「みどりの風」(共同代表・谷岡郁子ら4人)の一部が合流した。しかし総選挙結果で惨敗したのを受けて日本未来の党は12月28日分党し、小沢ら大部分の議員が残った方は党名を「生活の党」(代表森裕子)に変更。嘉田と阿部知子は離党して政治団体「日本未来の党」(代表阿部知子)を届け出た。生活の党は13年1月の党大会で森に代わって小沢を代表に選出した。みんなの党の内紛が激化し、渡辺喜美代表と対立する江田憲司らが離党して12月に新党「結いの党」(代表江田憲司)を結成した。結いの党は14年9月解党し、日本維新の会と合流して「維新の党」となった。いったん政党の要件を失った生活の党は12月26日、山本太郎を加えて「生活の党と山本太郎となかまたち」を設立。みんなの党に所属していた参議院議員4人と次世代の党を離党したアントニオ猪木が15年1月8日、新党「日本を元気にする会」(代表松田公太)を結成した。(→「ミニ政党」)