鳩山由紀夫内閣において、政府と首相を出している与党民主党の連携を図るために設けられた会議。メンバーは、政府側は、鳩山首相と菅直人副総理兼国家戦略担当相、平野博文官房長官、民主党側は小沢一郎幹事長、輿石東参院議員会長(幹事長代行)、山岡賢次国対委員長である。第1回は2009年10月21日に首相官邸で開催された。政府主導の国会運営が民主党内の不満を招き、平野官房長官が鳩山首相の意向として小沢幹事長に首脳会議の開催を提案し、小沢幹事長が了承して開かれたとされる。この会合では、政府と民主党の意見交換の場として今後も定期的に開催することが確認された。政府・民主党首脳会議は、政治主導の要の内閣の要職に就かない小沢一郎幹事長との関係をつなぐ思惑もあるとされる。なお、民主党は野党時代に代表、幹事長、そして代表代行が出席して重要方針などを決めてきた非公式機関の三役会議があったが、それが政府・民主党首脳会議として復活したと見ることも可能である。会議のメンバーは菅内閣(10年発足)においても、政府側は首相、官房長官、国家戦略担当相、党側は幹事長、国会対策委員長、参院議員会長となっている。しかし、野田内閣(11年発足)になってから衣替えして政府・民主三役会議となった。