──京都、大阪、札幌など全国に「国会PV」の活動が広がっています。
ノートパソコンを街頭へ持ち出す方、カフェで開催する方、学習会を開く方。一緒に動く仲間を集めるためにまずは「おうちで」とか、街頭へ出向くのが難しい人のために「出前」するなどなど。各々のやり方で実践されているのがうれしいですね。1人でも2人でも真剣に見てくれる人と、「国会PV」という場を共有してもらえることが何よりです。
京都で実践している方が、「看板に電飾を施したらいい目印になった」と教えてくれたので、私たちも早速真似てみました。そうやって楽しみながらやるのがとても大事だと思っています。悲壮感がないからこそ、面白がってくれる人や、立ち止まって見てくれる人がいるのでしょう。
私たちは、政治家の街頭演説のようにトラメガを使って主張するのではなく、国会審議の映像をそのまま提供することで問題意識を広げたいと思ってきました。言葉がしっかり届くよう音質にもこだわり、ストリートミュージシャン愛用の高音質スピーカーを使っています。
最近、「国会PV」ってパフォーマンス集団なんじゃないかと感じています。東京で「興行」を繰り返し、上映交流会で地方へ「巡業」し、あちこちへ種をまいていく。あるいは、音楽にのってノリノリで、仲間とゴースト退治に臨むゴーストバスターズでしょうか(笑)。
「第1話」の活動の後、11月8日から18日までの間に「入管法」の法改正について緊急街頭上映を都内で5回開催しました。このときは、伊藤圭一さんや中村優介弁護士などにゲスト解説者として参加していただき、私がその場で解説と進行を行いました。
「入管法」に限りませんが、国会で十分な議論がなされないまま強行採決されるのは、急がないとその背後にある闇が外に漏れ出て、国民に知られてしまうからです。国会での審議内容に「国会PV」がその都度対応していくというのは、難しいです。でも、私自身が質の保証ができる内容であれば、今後も「入管法」のように専門家を迎えて緊急上映し、街頭で問題提起をすることも考えていきたいです。
政府に任せておいて大丈夫、と思っている人も多いでしょう。その人たちが「大丈夫じゃないんだな」と気づくのは、何かのきっかけがあって、でしょう。「国会PV」を入口にして、もっと知りたい、自分も動きたいと変わってくれる人が増えることを望みます。
国会パブリックビューイング 第1話 働き方改革-高プロ危険編-【街頭上映用日本語字幕版】(収録映像一覧情報あり)
国会パブリックビューイング 第2話 働き方改革-ご飯論法編-【街頭上映用日本語字幕版】(音質改良版・収録映像一覧情報あり)
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