私は外国人技能実習制度には反対ですし、介護職種への拡大も反対です。外国人労働者を使い捨ての労働力として受け入れるのではなく、職場や地域社会できちんと生きていけるような受け入れ体制をつくるべきです。いまは3年、今後は最長で5年という限定つきですが、ある程度の技術を身につけたら別の在留資格を適用して残れる道をつくる、家族も呼べるようにするなどの対応も必要でしょう。
最近では就労目的の出稼ぎ留学生も急増しています。彼らの多くも技能実習生と同様、高い仲介料を支払わされたり、低賃金で長時間働かされています。外国人労働者が増えると日本人の雇用が奪われると反発する人もいますが、日本人労働者を確保しきれない産業があることも現実です。日本はいま、外国人労働者受け入れ制度の早急な見直しを迫られているのです。今後も問題提起を続けていきたいと思います。