ただ、ブラジル戦ではなかなか前線での起点ができなかったことで選手同士の距離が再び遠くなり、こうしたコンビネーションを出すことはできなかった。
アジアカップまで残るのは11月の2試合(ホンジュラス戦とオーストラリア戦)だけ。責任感にあふれた戦える選手を集め、どのような組み合わせにしてコンビネーションを高めていくのか--。
アギーレの下で日本代表にデビューし、あっという間に主力の一人と目されたようになったFW武藤嘉紀(F東京)、イタリアのセリエA、ドイツのブンデスリーガでゴールを重ねている本田や岡崎といった「スター」の動向に目を奪われるのではなく、チームとしてどのような方向性を持ち、それがどれくらい実現されているのかを、今後もしっかりと見極めていきたい。