酔生夢死
(すいせいむし)
酒に酔い、夢見ごこちで一生を過ごすという意味から、なに一つ価値のあることをしないで、無意味な一生を送ること。「すいせいぼうし」とも読む。
『程子語録(ていしごろく)』に、「雖二高才明智一、膠二于見聞一、酔生夢死不二自覚一也」とある。
〔例〕「酔生夢死で人生を送ることは悲しい」とか、「酔生夢死の一生を送ることは、別な意味で考えれば幸福なことかもしれない」などと使ったりする。
〔類〕無為徒食(むいとしょく)/遊生夢死(ゆうせいむし)
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酒は本心を現わす
(さけはほんしんをあらわす)
酒に酔うと、平生は包み隠しているその人の本性をさらけ出してしまう、というたとえ。
〔類〕酔って本性を現す
〔出〕塵添あい嚢抄(じんてんあいのうしょう)
〔会〕「彼、まじめ一点ばりのがちがち人間に見えるけど、酒が入ると冗談なんか飛ばすんだよね」「酒は本心を現すっていうから、案外、まじめ人間を装っているのかもね」
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酒の肴
(さけのさかな)
酒を飲むときに、興を添えるための歌・踊りや話題など。「きみの海外旅行のことを酒の肴に、今日は楽しく一杯やりましょう」
〔語源〕酒のおかずの意から。
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