桃李満門
(とうりまんもん)
「桃李門に満(み)つ」と読み下す。優秀な門下生が集まることをたとえていう。「桃李」は、将来有望な人材や優秀な門下生のことで、中国の春秋時代、魯の陽虎が、門下生に裏切られて嘆いていた際、晋の趙鞅が、「賢者は受けた恩に報いようとするが、不肖の者は、それをしようとはしない。例えば、桃李を植えれば、夏はその陰で憩うことができ、秋には、その実を食べることもできるが、はまびしの草を植えたのでは、そのどちらも不可能である」と答えたという『説苑(ぜいえん)―復恩』にある故事や、『韓詩外伝(かんしがいでん)―七』に同じような話があることから、この意味で使われるようになった。
『資治通鑑(しじつがん)―唐・則天后久視元年』に、「或謂二仁傑一曰、天下桃李悉在二公門一。仁傑曰、薦レ賢為レ国、非レ為レ私也」とある。
〔例〕「今年のA大野球部は強そうだ。桃李満門(桃李門に満つ)というか、甲子園経験者がそろって入部したから」などと使う。
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独活の大木
(うどのたいぼく)
背丈ばかり大きくて役に立たない人間のこと、あるいは健康ではあるが、病気がちな人をいうこともある。独活は成長すると2メートルもの茎になるが、用材としては柔らかくて実用とならず、また若芽のときのように食することもできない。
〔類〕独活の大木蓮木刀(はすぼくとう)/大きな大根辛くなし/大男総身に知恵が回りかね/白豆腐の拍子木
〔対〕山椒は小粒でもぴりりと辛い/小さくても針は呑(の)まれぬ
〔会〕「おまえときたら、独活(うど)の大木みたいに、なりばっかり大きくなって、頭のほうは空っぽなんだから」「母さんの血を引いてるからね」
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雨後の筍
(うごのたけのこ)
同類の物事が次々と現れたり起こったりすることのたとえ。「ひとたび選挙に勝つと、後援者が雨後の筍のように現れてきた」
〔語源〕竹は非常に生長が早く、雨が一降りすると、竹やぶのあちらこちらに竹の子が現れることから。
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