気息奄奄
(きそくえんえん)
今まさに死にそうで、息も絶え絶えであるという意味から、物事の状態がはかばかしくなくひどく苦しいさま。滅亡寸前の状態にあるさま。「奄奄」は、息の絶えそうなさま。
『李密(りみつ)―陳情表』に、「但以劉日薄二西山一、気息奄奄、人命危浅、朝不レ慮レ夕」とある。
〔例〕「羽根布団などを買えるわけがありませんよ。家だけはりっぱですけれど、ローンで気息奄奄なのですから」などと使う。
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轍鮒の急
(てっぷのきゅう)
(「轍」は車のわだち。わだちのわずかな水のなかで鮒(ふな)が苦しみもがいているところから) 危急が目前に迫っていることをいう。貧乏であった荘子(そうし)が魏(ぎ)の文公のところへ穀物を借りに行ったところ、文公は年貢(ねんぐ)を取り立てたあとにしてくれと答えたときに、荘子が語ったという故事による。
〔類〕後の百より今の五十/牛蹄(ぎゅうてい)の魚/涸轍(こてつ)の鮒
〔出〕荘子(そうじ)
〔会〕「おい、長男が交通事故に遭ったってほんとうか」「ええ。ところが相手は保険に入ってなかったらしくて、当面の入院費はこっちで工面しなければ……。まさに轍鮒(てっぷ)の急の心境です」「分かった、金のことは私から会社に言っておく。いいから、早く帰れ」
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辛酸を嘗める
(しんさんをなめる)
つらく苦しい経験をする。「言うに言えない辛酸を嘗めて20年、ついに今日の成功をかち得ました」
〔語源〕辛い物や酸っぱい物を嘗める意から。
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