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さて、そんなことを考えていて、「風俗に行く男性」と「行かない男性」にはどんな違いがあるのだろう、と考えた(性産業はどうしたって男性向けのものが桁違いに多いので、あえて男性に絞りました)。
なんとなく、という人もいれば、自らのアイデンティティーと深く関係する理由で行く行かないと決めている人もいそうで、両者の間には深い溝がありそうだ。そしてこちらが想定する以上の、思ってもみない理由もありそうではないか。というか、ここはまったく語られていない領域で、この辺りのことを、私は知りたい。
ちなみに私が実際に耳にしたことのある買春否定派の意見を紹介したい。
あるおじさんのものだが、彼は「金で人を好きにできる」という発想が信じ難い、よって友人で買春する者がいたら縁を切ると普通に言っていて、なんだかそんなふうにまっすぐ言う人を初めて見たので「ほぅ……」と思ったことを覚えている。
もちろん、この意見に対してもさまざまな反論があるだろう。また、いろいろと選択肢があり得る「健康な成人男性」だからこその発想だ、という突っ込みもあるかもしれない。
女子高生ブームの頃から、女性側の「売る理由」は腐るほど語られてきた。多くはおじさん媒体で、おじさん向けの内容が。だけど私はそれよりも、この辺りの男性側の率直な声を聞いてみたい。
そこから、この社会のいろんなことが恐ろしいほど見えてくる気がするのだ。