一方、坂田浄水場は、底に砂を敷き詰めたろ過池に、市内を流れる灰野川の伏流水を引き込み、砂の中に生息する微生物などの働きで汚れを分解する。生物の力によって安全でおいしい水ができ、維持費はほとんどかからない。坂田浄水場の復活によって、料金引き下げの期待も出てくる。
これまでは、緩速ろ過の浄水場を復活させる自治体の例はなかった。こうした自治体は、今後、増えていくだろう。緩速ろ過を導入することで、安全な水を供給しつつ、水道料金を半分以下、4分の1以下にできる自治体は数多くある
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