鶴髪童顔
(かくはつどうがん)
頭髪は真っ白だが、顔色はよく若々しい顔つきをしていること。老人の血色のよい顔つきを形容していう。
〔例〕「山道で行き違った鶴髪童顔の老ハイカーの生き生きとした顔が、その後いつまでも忘れられませんでした」といったり、「おたくのおじいさん若いわねえ。顔なんかつやつやして、鶴髪童顔というのよね。あの若さなら米寿も元気に迎えられそうだ」などと使ったりする。
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後ろ髪を引かれる
(うしろがみをひかれる)
心があとに残って未練がましく、きっぱりと断念することのできないことをいう。
〔出〕謡曲(ようきょく)・通盛(みちもり)
〔会〕「単身赴任はたいへんでしょう。少しはこっちの生活に慣れましたか」「ええ。しかし、子供に会えないのがつらいですね。別れるときは後ろ髪を引かれる思いでした」
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緑の黒髪
(みどりのくろかみ)
女性の黒くつやのある髪。「緑の髪」ともいう。「今どきの若い女性には珍しい艶(つや)やかな緑の黒髪がとても印象的でした」
〔語源〕「緑髪(りょくはつ)」を訓読した「緑の髪」から。「緑」は、ここでは、つやのある黒色の意。また、もともと新芽を意味し、新芽のようにつやつやした髪の意から。
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